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[2006年10月29日]

 奈良市環境清美部の男性職員が、5年間で8日間しか働いていないのに約2700万円の給料を受けといっていた―。なんと日給にして330万円を超える驚くべき超高額所得者ではないか▼民間企業ならどんな勤務時間であろうと、どんな高額の給料であろうと、それはその企業の自由である。ただ、こんな高額な給料をもらっている社員は到底、考えられない▼ただ今回の男性職員の場合、最大の問題は、その給料が私たち庶民の税金であることだ。財政状況の厳しさから、自治体では高齢者や障害者の福祉対策費などが削られるという事態が相次いでいる中で、結果的にしろ日給330万円の職員を雇用していたという事実は、いかに税金の管理がずさんであったかを物語っているといえよう▼先日、市はこの職員を懲戒免職処分したが、他にもこの職員のように休暇・休職を繰り返している職員もいるといわれ、徹底した調査とそれに基づいた厳正な処分を強く求めたい▼さらにこの職員は、休職・休暇中にもかかわらず、有力奈良市議との関係をバックに、市に圧力をかけ、自ら営む建設業に公共事業を受注していたともいわれ、市から甘い汁を吸い放題だったと思われる▼そして最も許されないのは、この有力市議である。行政を正すのが政治家とすれば、この市議の政治家としての資質を厳しく問わざるを得ない。(純)

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