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[2006年11月09日]

 公務員による不祥事が最近目に付く。県や市の職員、それに教職員らによる傷害やわいせつ事件が続発している▼それらの犯罪を取り締まるのが警察だが、その警察官が、交番内で痴漢行為を行ったというから驚いた。郡山署の46歳の男性巡査長が同僚の20代の女性巡査に交番内で抱き付き、体を触ったというもの。巡査長は事実関係を認め辞職願を提出、県警は受理する方針だという▼警察官になるには多くの難関がある。極めて競争率の高い採用試験に合格した後も、警察学校で厳しい教育を受ける。大卒で6カ月、高卒で10カ月間という期間、警察官としての訓練を積み、それをクリアした者が現場へと配属される▼その警察学校を預かる幹部と話しをする機会があり、警察官としてのあり方、資質について意見を求めたところ、「警察官もいろいろ」という言葉が返ってきた。さらに、そろぞれの人間性やプライベートでの姿勢などには関知しない、とした返答には唖然とする▼正義を守り、県民生活を守る警察。それだけに警察官である前に、人間としての正しい生き方、精神を身に付けるべき。逮捕術や拳銃の扱い、警察内での規律などを教えるのは当然だが、この教育期間中も給料が支給されるという貴重な時間と血税を注ぐ訓練課程▼警察学校では、ぜひ人としての教育、生き方の指導を重視し、立派な警察官を育てて欲しい。(克)

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