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[2006年11月10日]

 生駒市の山下真市長が保育園の増設計画で自ら国庫補助金の内示を当該保育園に行い、今年5月に開かれた臨時市議会でもその予算案を提出、可決されたにもかかわらず、その直後にこの補助事業の白紙撤回を表明、増設計画が取り止めとなったことが論議を呼んでいる▼国庫補助金の内示から一ヶ月も満たない期間にいったい何があったのだろうか。大規模化が問題というなら、山下市長はその実態を十分に調査し結論を下したのだろうか▼担当課に問い合わせても「自分自身の言葉でいえる立場でないので、山下市長のブログを見てほしい」と口をそろえる。今の生駒市は担当課で責任のある対応ができなくなっているか▼核家族化が進み、共働きのため、保育園の入所希望者は依然として多く、各自治体でも待機児童の解消は緊急課題。保育園に入所できないため高い保育料金を払って民間の施設に預かってもらうケースも多く、安全面に不安を残すなど、親にとっては一日も早い入園を希望しているはずだ▼にもかかわらず山下市長の保育園増設の突然の白紙撤回は、大いに問題があり、待機児童解消を先送りした責任は大きいと言わざるを得ないだろう▼奈良、橿原に次ぐ県下で3番目の人口規模を誇る生駒市。施策によっては県下で大きな影響を及ばすことも考えられ、今後とも生駒市政を厳しく検証していきたい。(純)

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