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[2006年12月16日]

 新幹線で京都から東京へ向かって十分足らず。よほど目を凝らしてないと見過ごしてしまいそうだが、車窓の右側に「南びわこ駅建設予定地」の看板が飛び込んでくる▼計画では新駅の建設費に240億、周辺の都市整備への投資額は650億円を越えるというビッグプロジェクト。滋賀県の知事は「もったいない」と建設の凍結を訴え、地元・栗東市の市長は「地域活性化のため」と計画推進を主張して対立したまま▼しかし、外側から″傍目八目的″にみると新駅は在来線(東海道線)と接続なし、在来線でも25分で京都へ行けるのにわざわざ新駅で「こだま」を利用するだろうか。周辺が人口も増加の発展地域とはいえ、1日の利用予測9000人(その後7000人に修正)は多過ぎるのでは▼まして新駅と最も近いJR草津線との駅間400メートルを45億円かけて「歩く歩道」をつくるなどとはバブル計画そのもの。巨額な投資に見合うだけの経済波及効果が出なかった時、そのツケは住民に回ってくることを忘れてはいけない▼さて奈良でもJR奈良駅の高架化を中心とした連続立体交差事業が進んでいる。総事業費450億円、2010年の「平城遷都1300年」には国際文化観光都市の玄関口として新しい顔ができあがる。これに合わせてJRには奈良になかった特急を走らせて欲しい。″傍目八目″からは無理な注文だろうか。(龍)

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