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[2006年12月23日]

 生駒市の新病院建設特別委員会は、前回に続き継続審議になった。市長は病院をつくるという公約をしたものの空論で、実際は中身がなかったということだ▼結局は前任者が描いた病院計画をたどるだけになりそうだ。違っているのは、市が赤字負担をすることぐらいか。高山第2工区問題も、白紙撤回を声高に叫ぶだけで代替案を持っていない▼またこの問題では、県、都市再生機構と市の3者が既に結んだ契約を、一方的に破棄すると言い放っている。白紙撤回するために、市がどのようにして責任を取るか、という提案も話し合いもしようとしない。全く無責任な話だ▼都合が悪くなれば法解釈論を持ち出し、意味不明の説明をやりだす。その説明も空虚だ。役所の仕事で最も重要なのは信義だろう。市議が詭弁と欺瞞の政治姿勢と非難するのもよく分かる▼21日の特別委員会でも法学教室が開かれた。仲裁申請の後、病院設置者が変わったらどうなるとか、土地購入後、市が病院経営をしなくなったら土地売買は無効かなど、くだらない説明をしている。問題は、病院の運営プランがはっきりしていないことだろう▼今は死語となったが「三百代言」というのがある。まやかしの説明を続けている今の姿によく当てはまる。先輩ジャーナリストにこの話をしていたら、「いやいや、中身は八百代言じゃないの」と指摘された。言いえて妙と感心しきり。(田)

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