悠言録

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[2007年01月03日]

 元旦は穏やかに晴れ初日の出も美しかった。毎年のことだが、元旦が好天だと一年間いいことがありそうでうれしい。新年のスタートが順調に切れたように思う▼さて、新年の「新」という字、同じシンと発音する多くの字に共通のものがある。神、伸、心、信、震、など人間の能力を超えた神の支配を感じさせることだ▼初もうでは言うに及ばず、正月の行事には神との関わりのあるものが多い。門松、注連飾り、鏡もちなどだ。これらは、神の力にすがって、一年を無事に乗り切りたいという、願いを表したものだ▼元旦も1日と見た時、その積み重ねが年となり、年の連続が歴史となる訳だが、710年に平城京に遷都されて約1300年の時を数える。この機に向け、県を中心に平城遷都1300年記念事業が進められている▼3年後に開催される記念事業の成功を願うばかりだが、この祭典は、日本人としての歴史と文化を問う場であって欲しい。我々の先人たちが残してくれたものを再認識し、歴史の重さを感じ取れる事業であるように願っている▼1300年の次には1400年、1500年と続く。1300年記念事業の時には、何を問い、何を残したかということを後世に誇れる祭典でなければならないだろう。記念事業ではこのことに意を尽くした取組みが大事だ。1300年記念事業を一過性のイベントとして終わらせてはならない。(耕)

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