悠言録

トップ悠言録一覧 > 悠言録

[2007年01月12日]

 新しい年が明け、復刊して間もない奈良日日新聞社に、続々と県内政財界のみなさんが新年のあいさつに訪れ、激励の言葉をかけていただいている▼まさに生みの苦しみといっていいほどの試行錯誤の日々だが、このかつてない苦しい時こそ支援していただいている県民読者のみなさんやスポンサー、経済界、政界の方々に熱い思いを感じる▼ご時世だろうか、首長のほとんどの話題は、やはり厳しい行財政事情。北海道の夕張市のケースを取り上げるまでもなく、財政破綻を回避するため、四苦八苦して収支のバランスを図ろうと最善の努力をしている▼こんな状況の中で、生駒市の山下真市長だけは違うようである。市公式ホームページの4日付市長日記に市長自身が、夕張市の例を挙げ、そのようなことにならないために「今を生きる市民は、将来世代に『つけ』を残さないように」と記している▼まさにこの通りだが、山下市長は経営計画がないまま新病院の建設用地を多額の税金で取得しようとしているのは、どうしたことか。病院経営の厳しさは、県内のほとんどの医療関係者が指摘している▼しっかりとした経営の見通しがない中で、多額の税金を支出し、将来世代に「つけ」を残そうとしているのは市長自身ではないのか。市民の代弁者である市議会も、「市長の暴走」を許すことがあれば、市民から厳しく糾弾されよう。 (純)

  • 凛と咲く〜輝く女性たち
  • バックナンバー購入のご案内
  • 会社情報
  • お問い合わせ

ホームニュース論点悠言録

バックナンバー購入会社情報お問い合わせ

当サイトに掲載の記事・写真・図版などの無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権並びに国際条約により保護されています。

Copyright Nara Nichinichi Newspaper