悠言録

トップ悠言録一覧 > 悠言録

[2007年01月15日]

 イギリスのある町で、察官を襲った武装ギャングを刀で撃退した後、姿を消した「サムライ男」を捜しているという▼地元の報道によると、この町で民家の中から助けを求める女性の声を私服警官2人が聞き付け、救出に当たったが、中にいた強盗団は計5人。強盗の1人がナイフで警官を突き刺そうとした時、どこからともなく刀を持った男性が現れ、ナイフ男に反撃。別の強盗の腕も刀で攻撃して、逃走を阻んだ。結局、強盗団の3人が逮捕されたが、「サムライ男」はこつぜんと姿を消し、正体も分からないままという▼このサムライ男が日本人なのかどうか分からないが、日本武士のイメージとは実に格好いいものだ。サムライは、現代で言えば政治家や官僚、公務員といったところか▼「侍」とは「帯刀し武芸をもって主君に仕えた者」をさす「候(さぶら)ふ」から転じたもので、「禄を食む」といわれるように官に仕えて生計を立てるものをいう▼では″税を食む″今の役人、政治家らはどうだろう。その「さぶらう」主君は誰なのか。仕えるのはまさに国民、市民で、上役や金脈ではないはずだ▼きょう15日は「小正月」。正月気分もいよいよ抜けて本格的に新年がスタートする。独断専行の議員や、人の意見に耳をかさぬ首長さん、保身に走る役人や利権まみれの″政治屋″の先生方。選挙の年の今年こそ、自身を捨てて人民に仕える侍魂を―。(克)

  • 凛と咲く〜輝く女性たち
  • バックナンバー購入のご案内
  • 会社情報
  • お問い合わせ

ホームニュース論点悠言録

バックナンバー購入会社情報お問い合わせ

当サイトに掲載の記事・写真・図版などの無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権並びに国際条約により保護されています。

Copyright Nara Nichinichi Newspaper