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[2007年01月22日]

 正月の行事が県内各所で行われている。とりわけ商工団体が主催する年始交歓会が盛況だ▼橿原商工会議所の喜多会頭は、日本の景気を「沸かしていない風呂」と表現。上が熱くても下は冷たいとはうまい言い方だった。多くの年始会では冒頭「国歌」が斉唱される。身が引き締まって爽快だ▼だが、生駒商工会議所が主催した交歓会で奇異な光景を見た。主催者、来賓を合わせて8人が壇上で国歌を斉唱した時のことだ。壇上者のうち山下生駒市長だけが国歌を斉唱しなかった▼平成11年8月「国旗及び国歌に関する法律」が制定された。「日の丸」を国旗とし「君が代」を国歌とするというだけの法律だ。出席していた生駒市議になぜ山下市長は国歌を斉唱しないのかと問うと「彼はいつも歌わない」という▼思想的なこと、法律的なことで言い分があるのかも知れないが、首長という立場上、法で定めた国歌を拒否する態度は許されないだろう。言うまでもなく、法を執行するのは行政だ。そのトップが都合により法を無視し、都合により法を利用するというのは頂けない▼そう言えば、山下市長が中小企業政策についてあれこれ自慢げに挨拶した時、市議が「自らは何の政策も講じていない。全部前任者や議会が取り組んだものばかり。手柄の横取りと責任転嫁は常套だ」と語気を荒げていた。まやかしの行政はいずれ破綻するだろうが。(耕)

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