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[2007年01月25日]

 生駒市議会が市民の選良として、市の将来を見据えた見事な判断を下した。山下真市長の「自己中心的なご都合主義」を糾弾し、き然とした態度を貫いたことを大いに評価したい▼土地収用法の仲裁申請に反対し、先行き不透明な病院建設に「待った」をかけた特別委員会の議員は、副委員長の矢奥憲一(公明党)、西口謙一(ビジョン21)、副議長の池田厚子(清和会)、中畑成稔(凛風)、辻村達男(清和会)の5氏。それに採決に踏み切った委員長の稲田欣彦氏(清和会)である▼「安く用地を取得して市民の病院を建てる」という誰もが賛同するスローガンに惑わされず、病院経営の厳しさを指摘し、将来的に市民に「つけ」がまわらない明確な経営計画を求めた結果が、今回の勇断である▼それにしても仲裁申請に賛成した宮内正厳(共産党)、小笹浩樹(民主市民連合)の2氏は、どのような病院経営の将来的なビジョンを持って賛同されたのか。もし、それがないのに賛成したとなれば軽率な判断と言わざるを得ない▼まして今春、市議選があるから耳障りのいい山下市長の「公約」に便乗したとすれば、政治家として厳しく資格を問われよう▼地方自治体の財政事情は厳しさを増している。だからこそ市民のための病院とはいえ、収支のバランスなど、しっかりとした経営計画が先決ではないか。これ以上の市政の混乱は避けるべきだ。(純)

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