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[2007年02月09日]

 来月22日の告示が予想される知事選で、民主党県連が窮地に立たされている▼柿本善也知事の退任に伴い、自民党の荒井正吾参院議員がいち早く出馬宣言。これを受け、早々に「擁立」の方針を打ち出した馬淵澄夫会長だったが、全面一任を受け候補者選定へ動いたものの、数人の要請相手からの承諾を得られず期限切れ。現段階では擁立の可否さえも分からない「がけっぷち」の状況だ▼このてん末に対し「会長一任ということで、名前はもちろん、交渉相手がどういった人物かも一切知らされてなかった」という同県連幹部。「それだけに会長の責任は大きい」とし、「時間切れなどで、和歌山のように不戦敗では、党として県民に言い訳が立たない」といらだつ▼必然的に「責任をとって会長自らが出馬を」というのも充分うなずける。でなければ、時間的な面など現在の厳しい状況で出馬を決断するのは「特攻隊のようなもの。党の面子のための犠牲になる覚悟がいる」ともいう。そうした犠牲を他に求めることに疑義が生じるのも当然▼今国会では、管直人副代表との2枚看板で論陣を張るという馬淵氏。中央では党の″顔″になりつつあり、「代表を狙えるポジション」との声もあるが、地元の選対も大きな責務のはず▼暗礁に乗り上げた″擁立船″を曳航する救世主は現れるのか。政権交代を目指す党として、県民が納得する結論を―。(克)

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