悠言録

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[2007年02月10日]

 市長という公人でありながら、これほどまでに言を左右する御仁はみたことがない。相手によって対応を変え、行き詰まると相手に責任を転嫁する、まさに生駒市の山下真市長のことである▼国家的プロジェクトである関西文化学術研究都市・高山第2工区の開発計画問題で、一方的に協力姿勢を白紙撤回し、「それなら市として具体的にどうしたいのか」と事業主体の都市再生機構(UR)に問われると、回答期限の1カ月も過ぎているのに検討もせず放置したままだ▼それどころか先月17日、本紙記者の質問書に山下市長は「(URからの)申し入れ書に対しては、今後は直接会って協議し、その中で回答していきたい」(要旨)と文書で答えているにもかかわらず、その後の一部報道機関には、「現在(URからの)返事を待っている」という始末▼このような無責任な発言を繰り返す政治家にこれまでお会いしたことがない。この開発計画は生駒市内で行われる国家的プロジェクトである。住まいが隣の奈良市内なので、他人事と思っておられるのか▼「関西一、魅力的な住宅都市」を目指すなら、相手の返事を待つような受身ではなく、堂々とURに出向き、説得ある持論を展開すべきだろう▼もしそれができないのなら、市政の混乱を食い止めるため、潔く進退の決断をすべきではないか。これほどまでに生駒市政は病んでいるのだ。(純)

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