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[2007年02月14日]

 きょうはバレンタインデー。由来は毎年語られる通りだが、すっかり2月の風物詩となった。商魂たくましいチョコレート業界に敬意を表したい▼日本で最初にバレンタインデーの広告を出したのは、昭和11年のモロゾフらしい。30年代ごろには百貨店でPRされ、33年にメリーがキャンペーンセールを行ったが、初年は5個、170円分だったとか。定着したのは50年ごろ▼昨今は過熱気味。ユーハイムの調査によれば、8割の人が3人以上にチョコレートを贈り、20代の未婚女性の6割ほどは6人以上らしい。国内の総売上は約600億円というから、年間売上の2割程度だ▼日本人が最初にチョコレートを食べたのは1617年。伊達政宗の密命でスペインに赴いた支倉常長の一行とされる。次は、いきなり明治6(1873)年、岩倉具視全権大使一行がフランスのリヨンで工場を見学して食べたと言われる▼そんなバレンタインデーに続いて、3月14日はホワイトデー。さらに4月14日のオレンジデー、5月14日のグリーンデーもある。韓国では4月14日はブラックデーと言うそうだ。バレンタインデーにチョコレートと無縁だった人たちが、黒いジャージャー麺を食べて慰め合う日だとか▼聖バレンタイン伝説はともかく、愛の守護神とされる彼をダシに、甘い告白をするのも一興。そして経済活性化につながれば、世の中は平和だ。(宏)

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