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[2007年02月20日]

 民主党県連が迷走している。来月22日に告示される知事選への候補者擁立に対しての結論が未だに出せないでいる▼昨年12月に行われた和歌山県知事選と構図が酷似している。和歌山県の場合は、官製談合事件で知事逮捕による出直し選挙で、早々に自民推薦候補が出馬を表明、共産推薦候補も名乗り出たが、民主は候補者選定に手間取り時間切れ、結局は「自主投票」の道を選び、「不戦敗は最悪の選択」と県民や政界から大きな非難を浴びた。このときも県連代表自身は多くの出馬要請を無視して衆院議員に固執した▼党県連の馬淵澄夫会長は知事選に際し「後継指名のようなやり方はおかしい。県民の選択肢を広げる意味でも断固戦う」と党としての擁立を高々と宣言、戦う党をアピールしたが、一任されたその後の候補者選びに右往左往、時間だけを費やした▼「不戦敗だけは避けるべき」という党員の切実な思いから、党内での人選で同副会長の森下豊前県議へ白羽の矢が射たれたようだが、当の本人は周囲の反対からいまも固辞。にもかかわらず、″党の面子″からか再要請するという▼その森下氏の周辺や党役員からは「会長の責任回避」「馬淵氏自身が出馬すべき」との声が上がるが、当の会長はやはり衆院議員にご執着だ▼もはや″絶望的″となった擁立劇を、いたずらに引き伸ばすパフォーマンスは、県民の目にはどう写るのだろう。(克)

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