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[2007年02月23日]

 時代劇で誕生日を祝うシーンがあったがおかしい。一般家庭で誕生日を祝うようになったのは戦後と言われている▼明治35年、年齢計算法ができ、数え年が定着した。つまり、出生日が1歳、以降1月1日に全国民が1歳づつ年をとっていたので、個々に誕生日を祝うという概念は乏しかった。ところが、昭和25年には年齢を満で数えるよう新たな法施行があった▼このあたりから、日本人も誕生日を祝い出したといえる。当時まぶしかったアメリカの家庭行事が、敗戦後遺症の日本にも持ち込まれたようだ。日本で古式からのしきたりが最も正しく残されている皇室では、誕生後暫くは各種の儀式があるが、誕生日ごとの儀式はない▼天皇が誕生日に行われる儀式も、総務大臣を始めとして最高裁長官や衆参両院議長など要人を招いて、祝賀を受けられるだけで、古式に由来するものはないと聞く。最近、不逞(ふてい)な外国人が、雅子妃殿下をめぐり皇室を非難する本を出版した。宮内庁や外務省などが一斉に反発をし、日本語版での出版は見合わされたそうだが油断ならない▼日本の皇室は万世一系の男系天皇制だ。女性天皇は存在したが、その配偶となる男性はかつていない。そもそも配偶となる男性に対する尊称が日本語にはない。今日、徳仁皇太子殿下は47歳の誕生日を迎えられる。皇室のご平安を願いたい。(耕)

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