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[2007年03月15日]

 首都の知事選が俄然熱気を帯びている。3選を期す石原慎太郎知事に対し、元宮城県知事の浅野史朗、建築家の黒川紀章などの各氏が次々と名乗りを上げ、話題に事欠かない▼それに比べ奈良県の知事選は実に低調だ。柿本善也知事の退任表明を受け、早々に自民推薦候補が出馬を表明、直後に″後継指名に反発″して候補者擁立を高らかに打ち出した民主党県連の馬淵澄夫代表だったが、結果的には擁立断念での″不戦敗″。「県民の選択肢を広げる」とした約束はあっけなく反故(ほご)となった▼先日来県した民主党の小沢一郎代表は、集中する知事選への記者の質問に「県連として努力した結果で、その姿勢は県民に評価されるはず」と馬淵代表を擁護。参院選への影響もないとの姿勢を示したが、そこには″闘う政党″の覇気はなかった▼小沢代表は今夏の参院選を「政治生命をかけた大一番」とし、その最大の前哨戦を都知事選など各首長選と位置づけているが、奈良の知事選にはあまり興味がないようだ。馬淵代表も思いは常に国政へと向いているようだから仕方がないのかも▼その民主党にとって最大決戦という参院選奈良選挙区に同党公認候補となった中村哲治氏の出馬を巡り、疑義を呈する動きもあるという▼政権交代を目指す党として、知事選への″不参加″や中村氏擁立の是非論がどう影響するか。馬淵代表にとっても正念場だ。(克)

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