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[2007年04月20日]

 今春の統一地方選を締めくくる市町村長選、市町村議選の投開票日まで、あと2日に迫った。県民有権者にとって最も身近な選挙だけに、棄権せずにぜひとも一票を投じたいものである▼地方選挙は昔から「地縁」「血縁」が絡んだ「ムラ型選挙」のイメージが強い。以前、驚くべきことだが、県内のある村では開票の結果をみて「誰が投票に行ったか行かなかったか、どの候補者に投票したのかが分かる」という話を聞いたことがある▼こうなれば思想、信条の自由どころか、地縁、血縁に縛り付けられた強迫観念にも似た思いで投票にでかけることになるのだろう。これほど極端でないにしても、「ムラ型選挙」からの脱皮も大きな課題だ▼今回の統一地方選挙から公職選挙法が改正され、ローカル・マニフェスト(公約集)の配布が可能となった。厳しい行財政の中での地方の時代を迎え、山積する課題克服には「ムラ型選挙」は似合わない▼財政改革はもちろん少子高齢化時代の医療、福祉、教育など、地域独特の行政課題も多く、待ったなしの状態だ。これらの難題に取り組んでいくには、政策をぶつけ合うことのできる選良でなければならない▼ローカル・マニフェストは、首長選だけに適用され、枚数や配布方法など制限も多く、まだまだ十分といえないが、候補者には堂々と政策を掲げ、信任を得る選挙を展開していただきたい。(純)

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