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[2007年05月02日]

 4年に一度の統一地方選が終わり、地方の時代を担う選良が出揃ったが、この選良のモラルが問われる事態が相次いでいる。それも県民にとって最も身近な政治家である市議や町議の実態が問題となっている▼安堵町では、なんと大和高田市に住みながら安堵町に虚偽の住民登録をし、立候補の資格がないのに、今回の統一地方選で6選を果たしていた町議が、公選法などの違反で逮捕されたのである▼この町議は20年前に大和高田市から安堵町に転居したといわれていたが、この住所が自動車教習所内で、この20年間、町内には全く住んでいなかったというから開いた口がふさがらない。いったい地方議員の役割は何だったのか▼さらに今回の選挙で同じ6選を果たした大和郡山市議も、奈良市内に住みながら大和郡山市に虚偽の住民登録し、立候補の資格がないのに当選を続けていた疑いが浮上した▼この市議は通算7年間も議長を経験している「最長老」。議会をリードし市行政を厳しく監視して率先して政策提言すべき市議が、地元に住まなくてどうしようとするのか。政治家としての資格を厳しく問うべきだ▼それと同時にこのような市議、町議に一票を投じた有権者にも、果たしてこのような議員が政治家としての役割が担えるのか、もう一度真剣に考えていただきたいものである。地方の時代に地方議会のあり方が真に問われている。(純)

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