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県初のプロバスケチーム来秋にも誕生 奈良にプロバスケットボールチームをつくる会加藤真治代表

県初のプロバスケチーム来秋にも誕生 奈良にプロバスケットボールチームをつくる会加藤真治代表

 県初のプロスポーツチームが来年秋にも誕生する。「奈良にプロバスケットボールチームをつくる会」(ナラプロ、加藤真治代表)は、来月、bjリーグにチーム登録を申請、来年秋から始まるシーズンからの加入を目指す。宮城県仙台市でbjリーグ初年度からチームの立ち上げ・運営に関わり、奈良でのプロバスケットボールチーム誕生を目指す加藤代表に、プロ参入に向けた取り組みや思いなどについて聞いた。


●銀行員から仙台のプロチーム立ち上げ・運営
 ―なぜ、奈良でプロバスケットボールチームの立ち上げに取り組み始めたのですか。
 「仙台市でbjリーグのプロチーム立ち上げから6年にわたって運営に関わり、プロスポーツチームのある街の良さを知った経験が、奈良にもプロチームをつくろうと思った、一番大きな動機です。奈良にはプロスポーツチームがこれまでありませんでしたが、プロバスケットボールのチームは成功する可能性が大きいと思っています」
 ―加藤代表とプロバスケットボールとの関わりは。
 「わたしは大和郡山市出身で、県立奈良高校、京都大学でバスケットボールの部活を続け、選手として関わってきました。大学卒業後、銀行で勤めるようになっても実業団でバスケットボールをしていましたが、現役時代に選手として実績を残したというわけではありません。
 しかし、バスケットボールを通じたつながりのなかで、bjリーグが設立される時、仙台市で仙台89ERS(エイティナイナーズ)のチーム立ち上げに誘われ、プロスポーツの世界に入っていきました」
 ―銀行員から違う業界に飛び込む際、不安などはなかったですか。
 「全く違う世界だったので、やはり半年悩みましたね。まさか自分が関わるようになるとは思ってもいませんでした。
 平成16年に『bjリーグ宣言』というプロリーグの立ち上げ宣言を行い、翌年から日本初のプロバスケットボールリーグが発足しました。当時は先進国で日本だけが、バスケットボールのプロリーグのない国でした。
 bjリーグ設立前、中心的に活動していたIT企業の若手社長ら設立メンバーが月に1度集まって、運営方針などについての会議をしていました。わたしもどういうものか知りたくてその会議に参加していたのですが、しっかりとビジネスとして運営していけるかなど建設的な話し合いが多く、プロバスケットボールの世界に可能性を感じました」
 ●高校・大学で部活、実業団でも継続
 ―もともとバスケットボールになじみが深かったということも、プロの世界に飛び込んだ大きな理由ですか。
 「そうですね。大学時代にばく然と、バスケットボールに関わる仕事があったらいいなと考えていました。しかし当時、バスケットに関わる職業は、一流選手なら実業団で選手として続けることが出来ましたが、それ以外は教員として学校の部活動で指導者になることくらいでした。
 わたしは、就職した会社でバスケットボールはしていましたが、バスケットボールは会社の福利厚生という面が強く、仕事をしながら週1回汗を流す程度で、趣味で続けているというものでした。そんなとき、学生時代からの知人がプロリーグ設立に関わっており、その話を聞いたりしていました。
 やはり、職業としてバスケットボールに関わっていきたいという思いはあったと思います。プロリーグができたことで、バスケットボールに関わる仕事の窓口は大きく広がっていきました」
 ●愛されるチームになるのが、なにより大切
 ―仙台のプロチームでは、取締役として参加しておられました。どのような活動をされていたのですか。
 「チームを運営していくための、あらゆる活動ですね。プロスポーツとは言っても、普通のイベント会社や広告媒体会社と同じような内容です。たとえば、試合会場となる体育館の手配や、広告関連のスポンサー営業などです。仙台のプロチームは設立後、すぐに成功したわけではありません。初年度は赤字で、2年目も相当苦しい経営状況でしたが、支援者の皆さんの援助応援でなんとか乗り切り、地元の皆さんに受け入れられていきました。5年目で収支をトントンまで持っていき、今ではわずかながらですが黒字化しています。
 設立当初は支援していただけなかった地元の大きなスポンサーにも支援してもらえるようになったこと、地元のプロチームとして根付いていったことが、成長の大きな要因だったと思っています。地域の人に認められ、愛されるチームになることが、なにより大切です」
 ―プロチームには、どのような魅力がありますか。
 「仙台は野球、サッカー、バスケットの3つのプロスポーツが初めてそろった地方都市です。
 仙台ではファン、地元企業、メディアとプロスポーツが身近にあります。県をはじめ行政も、ロシアやヨーロッパなど海外で企業誘致を行う際、仙台89ERSのパンフレットを持参してプロスポーツチームのある街をPRするなど、プロスポーツは街にとって大きな魅力になっています。
 プロスポーツのチームがある地域では、スポーツ教室のイベントなどでも、参加した子どもたちの目がキラキラと輝いており、地域全体でチームを応援する環境があります。そういった魅力ある環境を、奈良でもつくっていきたいですね」
 ●bjリーグに来月、チーム登録を申請
 ―ナラプロによって、奈良県内で初めてのプロスポーツチームが誕生しそうです。
 「ナラプロは来月、bjリーグへのチーム登録を申請し、早ければ6月には参入許可が下ります。プロ加入の審査で大切なのは、地域の人に認知されているか、協賛してくださる企業がいらっしゃるか。試合会場となる体育館も必要ですので、県や各市など行政の協力も不可欠です。
 幸い、行政の協力のメドはつきつつあります。地元企業の皆さんに協力してもらえるよう、さらに呼び掛けていくとともに、県民の方々に応援していただけるような協力の枠組みづくり、PRも、もっと進めていきたいと思っています」
 ―最後に、プロチーム誕生に向けた意気込みをお願いします。
 「順調にいけば来年10月のシーズンから、奈良にプロバスケットボールチームが誕生します。県民にとって自分の街のチームとして『勝ったらうれしい、負けたら悔やしい』と思ってもらえるようなチームを、つくっていきたいですね。地域で認めてもらい、試合会場に足を運んでもらえるチームの実現を目指していきます」[2012年05月02日]

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