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[2014年08月01日]

きょうから8月。8月の声を聞けば、毎年1つの歌がおのずと脳裏に浮かぶ▼まためぐり来る夏の日に/心ふるわす人がいる/あれが確かに青春と/胸に瞼(まぶた)に刻み込む/時よとまれよただ一度/奇跡起こした若者に/雲が湧き立つ甲子園君よ/八月に熱くなれ▼阿久悠作詞、中田喜直作曲の「君よ八月に熱くなれ」。夏の高校野球でおなじみの曲だ。行進曲として「栄光は君に輝く」もあるが、「君よ―」の方が歌詞に風情を感じる▼地方予選も7月31日で全日程が終了、出場校が出そろった。今年の地方大会で最も印象的だったのは、やはり石川大会決勝。甲子園常連校の星陵が9回までに0―8と大差をつけられ大苦戦。だが9回裏に一挙逆転、甲子園への切符をつかみ取った。星陵ナインの、勝負は3アウトになるまで分からないという強い意志が奇跡の逆転劇を生んだ。チームの合言葉は「必勝」ならぬ「必笑」だった▼同級生殺害事件が世間を騒がせる一方で、一心不乱に白球を追い求め、勝利に向かって全力を注ぎ込む若者の姿は、まさに心奮わされ、胸とまぶたにしっかりと刻み込まれる。若い力はわれわれ大人に元気を与えてくれる。大人も若者に何かお返ししなければならない▼少子高齢化が進む奈良県。「若者離れ」が指摘されて久しい。県内の若者に愛郷心を育ませるとともに、他府県の若者が魅力を感じる奈良にしていくことは、われわれ大人に課せられた使命だ。(虎)

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