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[2014年12月05日]

 慶応3年6月9日、土佐藩船夕顔丸は長崎から兵庫に向けて出航した。船には坂本龍馬が乗っていた。後藤象二郎もいた。龍馬は後藤に王政復古を果たすべく8項目からなる政治要綱を示した▼大政奉還、憲法制定、議会開設(万機公論)、通貨改正、条約改正、軍隊創設などが書かれてあった。世に言う「船中八策」である。この献策は明治政府にも採用され、慶応4年、明治新政府の基本政策「五カ条の誓文」に引き継がれた▼奈良市では「無策」をめぐってかまびすしい。ドリームランド跡地の処分についてである。学者、専門家、市議などが声をそろえて仲川元庸市長の対応を批判している▼本紙の市民アンケートの結果でも、市が前面に立って利用を考えよ、との声が圧倒的である。現所有者との協議が整わなければその利用は難しいが、それをタテに何もとしようとしない姿勢は「無策」とそしられよう▼奈良市の中心部にある広大な土地である。市はまちづくりに生かせるように取り組むべきであり、その利用は野放図なものとならないよう策を練るべきと言える。今、奈良市では議会が開会されている。一般質問の中で「ストレス解消法は、市長決裁に来た職員をいじめること」と仲川市長が発言した問題が取り上げられた▼怖い話ではないか。自らは無策に無策を重ねながら、職員いじめで憂さ晴らしをするとは―。無策と無策を掛けても36策にはならない。(耕)

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