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飲食店へ多額の血税 ゆがんだ爐泙舛鼎り

2015年09月11日

論説委員 染谷和則

 年間4万人もの市民に愛されてきた奈良市ならまちセンター(東寺林町)の展示スペースを撤去し、多額の血税を投じてオープンさせた飲食店「coto coto(コトコト)」に対する猴益供与瓩箸蘯茲譴訝臉邯詰濃堋垢亮衙,法議会や市民から疑惑の目が向けらている。公平・公正であるはずの行政が、一民間業者の出店に物心の両面で支援するこの異常さは、市民合意を得られるはずがない。 一定数の展示スペース撤去の反対がある中、仲川市長は昨年度、突如として閉鎖を決定。その理由について当時、「ならまちのまちづくりのブランディング戦略の一つとして、いくつかのランドマークとなる施設を形成するため」と説明し強行していった。
 その強行さを象徴するのが、本紙の市に対する情報公開請求などの取材で明らかになった950万円もの内装工事の随意契約―。市が1400万円を投じて「coto coto」の出店計画を委託した東京都世田谷区の「判佝納辧廚紡个掘店の特注家具をはじめ内装工事を市は同社と随意契約を交わした。
 当初、市が1400万円を投じ、プロポーザルの上で計画案を委託した「判佝納辧廚世、関係者らは「そもそもこのプロポーザルの発注方法がおかしい」と指摘している。このプロポの条件の中には計画案をまとめ、実際にその計画の下で運営する業者を「連れてくる」ことが盛り込まれていた。
 結果、現在「coto coto」を運営している「粟」は、市に対して一度も入札や提案を行うことなく、この一等地に出店することになった。加えて、今号で本紙が調査、検証したとおり、営業に必要な客席などの家具、100万円以上もする特注の棚、タブレット、掃除機、従業員の勤怠を管理するためのタイムレコーダーなどが我々の血税で用意されて開店を迎えている。
 仲川市長の肝いりから、市税まで投入しての出店になった飲食店。この背景には、奈良市から遠く離れた佐賀県武雄市が大きく影響している。レンタル・大手チェーンの「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者として運営している武雄市図書館の「奈良版」を、仲川市長がまねようとしていた―。
 2期に挑んだ仲川市長の選挙。当時の武雄市長で同図書館運営構想を描いた樋渡啓祐前市長が応援演説に駆けつけるなど、両者の深い関係をアピール。当選後、武雄市へ仲川市長は出張し、まねようとしていた図書館運営を模索している足取りがある。
 仲川市長は「まちづくり」をうたいながら、武雄市のまねごとに多額の税金を投じた疑いがある。飲食店構想を描いた「判佝納辧廖△修靴篤嬰垢魃娠弔靴討い襦岼澄廚裡欧弔龍伴圓紡个靴董■閏劼里澆離廛蹈檗璽競襦◆嶇△譴討る」条件、随意契約…。
 市民理解を置き去りにしたまま、強行してきた仲川市長の「まちづくり」ならぬ「みせづくり」。きょう11日から始まる市議会決算特別委員会で、この仲川市長の税金の使い方の是非について、議会がきちんと機能しなければならないはずだ。


 

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