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橿原市長選 猊勝瓩爐覆靴な歇虔裂

2015年10月16日

論説委員 黒田高弘

 任期満了に伴う橿原市長選(18日告示、25日投開票)の告示日1週間前、新人で元県議の神田加津代氏を支援する自民党橿原市支部、橿原の未来を考える会などによる決起集会「神田かづよと歩む会」が、かしはら万葉ホールで開かれた。会場を埋め尽くす約700人が参加し、必勝を期した。
 橿原市を中心とした奈良4区を選挙区とする田野瀬太道衆院議員や同市出身の堀井巌参院議員ら党公認議員が顔をそろえたが、同じく来賓として出席した県議の顔ぶれを見ると、国中憲治(吉野郡)、田中惟允(宇陀市・宇陀郡)、井岡正徳(磯城郡)、乾浩之(北葛城郡)、西川均(葛城市)の5氏。
 市長選の相手は、2期8年の実績がある現職の森下豊氏。「挙党一致」で選挙戦に臨まなければ勝てない強敵にもかかわらず、奥野信亮党県連会長は秘書が代理出席、近隣市町村の桜井市選出の中村昭議長、地元選出の山本進章副議長はともに欠席。出席者のうち、乾、西川両氏以外は県議会「自民党会派」で祝辞も同会派所属県議のみだった。加えて、橿原市議会には、同党公認市議が2人いるが、ともに姿は見えず。同市議の一人、細川佳秀氏に至っては現在、市議会議長も務めている。
 党衆院奈良4区選挙区支部(田野瀬支部長)、党橿原市支部(支部長・亀田忠彦県議)が推薦している神田氏の決起集会にもかかわらず、党が一枚岩になれていないことが浮き彫りになった。この党県連の爐佑犬讚瓩剖遒栄佞韻薪洌はどう受け止めたのか。一枚岩を演出すらできない党県連に猊勝瓩發爐覆靴聞こえたに違いない。
 今号で報じた通り、市民871人の世論調査では、自民党支持層のうち34%の人が「森下氏を支持する」としており、結果が如実に表れている。党支持者からは「自民の足並みがそろっていない」(48歳・男性)、「自民党市議は何をやっているんだ。党の議員であれば党推薦の神田氏を応援すべきだ」(62歳・男性)と自民党自体を批判する声も上がっている。
 政権を奪還した平成24年の衆院選以降、国政では自民党の圧勝が続くが、県内に目を移せば主要都市で苦戦が続く。その最たるが25年夏の奈良市長選。現職に新人6氏が挑み、批判票が分散。投票総数の3分の1にも満たない得票で現職が再選を果たした。中でも、対立候補のうち、森岡正宏氏、池田慎久氏、浅川清仁氏と自民党支持層が3分。一本化を図れていれば勝てた選挙だった。
 その後、同年10月の天理市長選でも党推薦候補を擁立するも並河健氏(現市長)に完敗、今年4月の生駒市長選でも新人同士の一騎打ちで、党推薦候補が敗れる結果に至っている。生駒市でも市議の数人が党推薦候補を応援せず小紫雅史氏(現市長)をバックアップしていたことが明らかになっている。
 国政における大量議席による気の緩みか、学習能力が乏しいのかは知る由もないが、ここ近年の県内主要都市での惨敗は狢亟澆硫仍瓩任呂覆い呂此2仂辰靴謀悗瓩覆韻譴弌⊂来再び足元をすくわれることになりはしないか。

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