悠言録

トップ悠言録一覧 > 悠言録

[2016年01月08日]

 平成28年は申(さる)年。草木が伸びきり、果実が成熟していく時期とされる。また「申酉(とり)騒ぐ」と呼ばれ、戦後5回あった申年の日本株の年間騰落は4勝1敗。株価は年平均10・4%上昇している▼東証の今年最初の取引日の4日は荒れ模様。日経平均株価は一時、前年末の終値より560円超下落し、波乱含みの1年を迎えており、4勝2敗になる可能性が高い▼7日に橿原神宮養生殿で開かれた橿原商工会議所と公益社団法人橿原市経済倶楽部主催の新年賀詞交歓会では、森本俊一橿原商議所会頭が「『申』ににんべんを付けると『伸びる』という字になる。日本が伸びる1年になれば」、森下豊橿原市長が「『申』にしめすへんを付けると『神』になる。神様に守られた1年に」とそれぞれ今年に期待を寄せた▼今夏には参院選を控えている。安倍政権が進める地方創生やアベノミクスによる地域経済の景況をはじめ、昨年物議を醸した安保法制、安倍首相のライフワークでもある憲法改正など山積する課題が争点になることは必至▼自民党本部での仕事始め式で安倍首相は「築城3年、落城1日。緊張感をもって参院選をしっかり勝ち抜こう」と政治決戦に向け力説したというが、それほどに今夏の参院選は重要な選挙となる▼「申」にくちへんを付ければ「呻(うめ)く」になる。有権者が呻くことのないよう、政局よりもまずきちんとした政治を願う。(虎)

  • 凛と咲く〜輝く女性たち
  • バックナンバー購入のご案内
  • 会社情報
  • お問い合わせ

ホームニュース論点悠言録

バックナンバー購入会社情報お問い合わせ

当サイトに掲載の記事・写真・図版などの無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権並びに国際条約により保護されています。

Copyright Nara Nichinichi Newspaper