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[2016年05月20日]

 マグニチュード7・3を観測した熊本県などの一連の地震で、気象庁は震度1以上の地震回数が先月14日夜以降で1500回に達したと発表。あまりの地震の多さに今後1カ月の間に熊本と阿蘇で最大震度6弱、大分で5強程度の余震が起こる可能性があると分析した▼熊本県を中心とした一連の地震は今月14日で発生から1カ月がたち、今なお1万人以上が避難所で生活を送っている。住宅被害は8万657棟に上り、復興のめどはたたない▼本紙は5月7日付で熊本地震に絡み県内に複数の活断層があることを報じた。大地震は対岸の火事では決してなく、いつ、どこで起こり得るか、まったく予想がつかない▼特に、奈良、天理など中央部を南北に走る長さ約35舛涼覗悗任△襦崙猯彬瀉賄豈鐫覗愨咫廚蓮∈830年以内に最大深度7の大地震が起こる確率0〜5%。阪神・淡路大震災は8%とされていた中で発生しており、5%は決して低くない▼奈良市が横井町の山林を計画地とした新斎苑(火葬場)の移転建設問題で、市が資料として提出した新斎苑の地質状況について「推定断層」としていたものが「推定『活』断層」だったことが明らかに。ずさんというべきか、危機管理意識の欠如というべきか▼「推定『活』断層」であることが明らかになったにもかかわらず、同地での新斎苑建設にこだわる仲川元庸市長。市の長がなすべき第一は、市民の生命を守ることだ。(虎)

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