悠言録

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[2017年02月10日]

 ちょうど1年前の本欄を見返すと、NHK大河ドラマ『真田丸』が好調だということを書いていた。今年も『おんな城主 直虎』が、主役の女児の熱演が評判を呼び、順調な滑り出しをみせた▼戦国時代に女性でありながら家督を継いだ井伊直虎の奇想天外、激動の生涯を描く。お家断絶を直虎によって切り抜けた井伊家は、徳川家康の四天王として活躍する直政、幕末には大老を務めた直弼を輩す江戸幕府きっての名家となった▼「女性の活躍推進」が叫ばれて久しくなったが、男社会の中でひとり気を吐く直虎は、まさに活躍する女性の象徴だ。東京都では、小池百合子知事の勢いが留まるところを知らず、輝きはますばかりだ▼政府は平成32年の女性(25〜44歳)の就業率77%を目標に掲げるが、奈良県は就業率最下位、すなわち「専業主婦率日本一」だ。9日に開かれた総務省奈良行政評価事務所主催の行政懇談会で、出席者から「なぜ奈良が就業率最下位かを調査してほしい」と要望が出された▼県が実施した「女性の就業等意識調査結果」によると、専業主婦ではあるものの働く意欲を持っている回答者は約8割にも上る。仕事に就かない理由としては「仕事と家庭の両立が難しいこと」が多く、再就職を望む女性のうち、子どもがいる人の50%以上が県内での就労を希望している▼いつの時代も犁鐓貊雖瓩あってこそ、女性は輝きを放つということだろう。(虎)

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