悠言録

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[2017年04月14日]

 デビューから10年を迎えた男女三人組デュオ「いきものがかり」が今年1月、活動を中止した▼数々の名曲を残した彼女たちの作品の中でも、特に印象深いのがデビュー曲の『SAKURA』。「さくらひらひら舞い降りて落ちて/揺れる想いのたけを抱きしめた/君と春に願いしあの夢は/今も見えているよ/さくら舞い散る」。離れ離れになった2人の思い出が桜とともに描かれている▼県内各地では桜が見ごろを迎えている。吉野山など県南部ではこれから満開を迎えるが、あす15日の天気予報は雨、日曜はいったん回復するものの月火曜はまたも雨模様。桜流しの雨になることが予想される▼『万葉集』に約40首詠われるなど、いにしえの時代から人々に愛され続けてきた桜。桜にまつわる言葉も数多く、桜流しをはじめ、桜が咲く頃に降る雨を指す「桜雨」など風流な言葉が使われてきた▼龍田・三室山桜の会(柴崎勝亮理事長)が主催した「第10回桜祭り」に出席した佐藤啓参院議員は「万葉集の時代の人々が見た桜を今も見ることができることはすばらしい」と絶賛する▼米国が北朝鮮に対する圧力を強め、国際情勢は日に日に緊張感を増している。「世間(よのなか)も常にしあらねばやどにある桜の花の散れるころかも」(世の中は無常であり、庭の桜も散ってしまった)。米国大統領や北朝鮮委員長に桜を愛でて、心を落ち着かせてもらいたいものだ。(虎)

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