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[2017年04月28日]

 プロ野球が開幕して約1カ月が経過。昨年日本一の北海道日本ハムファイターズは主軸の大谷翔平選手をけがで欠き、12年ぶりの10連敗を喫するなど厳しい戦いが続いている▼その一方で、平成25年の日本一以来、3年連続で5位以下に沈んでいた東北楽天イーグルスが8年振りの開幕4連勝。今もその勢いは衰えを見せず、破竹の勢いで首位をひた走っている▼思い起こせば楽天が球団創設以来初のリーグ優勝と日本一の快挙を成し遂げたのは、東日本大震災の発生から3年目のシーズン。当時の監督、星野仙一氏は優勝後の会見で「震災があってチームは強くなった」とコメント。野球を通じて被災者に勇気と感動を与えた▼しかし現在も、プレハブの仮設住宅などで生活を続ける自主避難者は3万人を超えるといわれている。そんな中、今村雅弘復興相は自主避難者について「自己責任」、震災が「東北でよかった」など信じられない失言を繰り返して辞任した▼だがこの今村氏の失言を逆手に取り、SNSでは生まれや育ちが「東北でよかった」と東北愛を語る投稿が相次いだ。今村氏への怒りを、復興へと向かうエネルギーに変えていこうという被災者らの前向きな意志が感じられた▼その中には「楽天が東北でよかった」との投稿も。震災から6年が経過したが、まだまだ復興には程遠い状況。楽天の快進撃でもう一度、被災者に勇気と感動を与えてもらいたい。(梶)

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