悠言録

トップ悠言録一覧 > 悠言録

[2017年08月11日]

 奈良日日新聞社は7日、創刊119周年を迎えた。明治31年のこの日、奈良日日新聞の前身である「奈良新聞」(大和タイムスを改題し、本紙の題字名を使用している現奈良新聞とは別)が誕生した▼3年前の5月2日、1人の若者がこの世を去った。享年33。本社記者として着実にキャリアを積み重ねるなか、悪性リンパ腫にたおれた。他人にやさしく、心配りのできる人間で、通夜や葬儀には、多くの旧友や取材仲間が訪れた。また取材相手から「真摯(しんし)に取材していただいて、こちらの立場に立った記事を書いてくださり、とても信用できる人でした」との弔電も届くほどだった▼ご両親は少しでも一緒にいたいと納骨を先送りにしていたが昨年11月、京都府内にお墓を用意。両親より先にお墓に入り、家族を見守っている。お墓ができて初めてのお盆ということで墓参しようと思う▼創業者の赤堀自助氏は進取の気性に富み、昭和16年の言論統制で「言論の自由が封じられるぐらいなら」と新聞界を去るといった気骨ある言論人だった▼明治から平成と、苦難の時代を生き抜いて今日を迎えた本紙は、初代の精神を忘れることなく、「県民の教科書、役に立つ新聞」を目指し、歩を進めている▼亡くなった記者は生前、「必ず病気を治し、戻ってきます」と力強く語っていた。来年は創刊120周年。あらゆる県民の期待に応える新聞でありたいと思う。(虎)

  • 教職40年 浅田芳正氏の教育奮闘記「教育は教えないこと!〜考える力を育てる〜」 好評のうちに連載終了 平成28年3月18日刊行
  • 応援しよう地元の バンビシャス奈良×奈良日日新聞 奈良日日新聞はチーム準オフィシャルメディアです
  • 奈良日日新聞 購読・購入のお申込み
  • 広告のご案内
  • 奈良日日新聞 会社情報


  • ならにちホームページガイド
  • つぶやきで奈良をもっと楽しくしよう!ツイ奈良交流会

ホームニュース紙面内容紹介論点悠言録

購読のお申し込みバックナンバー購入のご案内広告のご案内会社情報個人情報保護

当サイトに掲載の記事・写真・図版などの無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権並びに国際条約により保護されています。

Copyright Nara Nichinichi Newspaper