悠言録

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[2017年12月22日]

 元横綱日馬富士の傷害事件で、日本相撲協会は20日、暴行現場の酒席に同席していた白鵬、鶴竜両横綱の報酬減額を発表。白鵬は来年1月分の給与全額と2月分の半額、鶴竜は1月分の全額が支給されない▼事の発端は白鵬の貴ノ岩に対する説教。この程度の処分では甘すぎる。また、最終的に止めたのは白鵬だが、殴り始めて数分は静観していたという。この事件は氷山の一角だろう。男だけのコミュニティーでは、こういった問題がよく起きる▼「大相撲の土俵は女人禁制」という国技のしきたりを巡り、女性差別だと訴える側と、伝統を守ろうとする側が、これまで何度も議論を繰り返してきた。昨年夏の甲子園では、女子マネージャーがグラウンドから排除され、物議を醸した▼伝統を守るのも大切だが、時代に合わせて変化しなければ、後輩が先輩の世話をする「付き人制度」などの伝統が原因で、部内の暴行事件が相次ぎ、廃部に追い込まれたPL学園の二の舞になる▼すべてに当てはまるわけではないが、近年、政財界で「ダイバーシティ」という考え方が広まるなか、「男だから」、「女だから」で分けるのは、非生産的で時代遅れと言わざるを得ない▼県内企業・事業所が行政と協力し、女性が活躍できる職場づくりに取り組む「なら女性活躍推進倶楽部」が19日に設立された。県の女性就業率は全国最下位。ぜひこの活動を活性化し、上位進出を目指してもらいたい。(梶)

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