悠言録

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[2018年01月01日]

 一年の計は元旦にあり―。新年になるとよく耳にすることわざ。気持ちも新たになる元旦の朝、「今年はこんな年にしたい」と一年の目標をたてたり、誓ったりする人も多いはず▼このことわざの由来には2つの説があるとされている。一つは、中国・明の時代の官僚で学者でもあった馮應京(ひょうおうきょう)が著した『月令広義』に基づくとされる説▼中国の伝統的な年中行事・儀式・しきたりなどを解説した『月令広義』。この著の『四計』の中に、「一日之計在晨(あした)、一年之計在春、一生之計在勤、一家之計在身」と記されている。この『四計』は生活を充実させるための四つの計画を意味し、一日の計は朝、一年の計は春、一生の計は勤め、一家の計は身を修めるにあるとしている▼もう一つの説は、三本の矢の逸話が有名な戦国大名・毛利元就の言葉。「一年の計は春にあり、一月の計は朔(ついたち)にあり、一日の計は鶏鳴(一番鶏が鳴く早朝)にあり」▼元三(年・月・日の三つのはじめ)の儀式を大切にしたとされる毛利元就らしい言葉である▼この2つの説は諸説ある中の2つに過ぎないが、いずれの説にせよ、何事も始めが肝心であり、物事を始める時は、最初にきちんと計画を立てることが大切だという点は相通じるものがある。一年の始まりの特別な一日であるきょう、皆さまにとって良い一年のスタートを切れる朝になりますように。(佑)

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