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[2018年02月09日]

 2025年の国際博覧会(万博)誘致を目指してきたフランスが立候補を撤退する意向を表明した。民間投資不足など財政リスクが理由だという。実際に撤退すれば、残る候補地は、日本、ロシア、アゼルバイジャンの3カ国に絞られる▼最大のライバルとみなしてきたフランスの撤退は、大阪開催を目指す日本にとって有利に働く可能性も。開催国は、今年11月の博覧会国際事務局(BIE)総会で行われる投票で決まる▼博覧会といえば、「なら・シルクロード博」(奈良県など主催)を思い出す。県100年、奈良市制90周年記念事業の一環として、昭和63年4月24日から10月23日までの183日間にわたって奈良公園一帯、平城宮跡を会場に開催された「文化的博覧会」だ▼総合プロデューサーは作家の井上靖。企画委員には、「騎馬民族説」で有名な江上波夫や作家の司馬遼太郎など豪華な顔ぶれが名を連ねた。古代以来、日本文化と関係の深いシルクロードの文化を広く紹介する内容で、当初の目標を上回る約682万人が来場した▼同博覧会を記念して設置されたのが「シルクロード交流館」(奈良市雑司町)。世界最大級の美術陶版画「飛天群舞図」や「江上コレクション」など多くの美術品を展示していたが、平成26年8月に閉館した▼県の担当者によると、今のところ復館の計画はないとのこと。日本文化の源流の一つを知ることができる同館の営業再開を強く望む。(加)

  • 教職40年 浅田芳正氏の教育奮闘記「教育は教えないこと!〜考える力を育てる〜」 好評のうちに連載終了 平成28年3月18日刊行
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