悠言録

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[2018年03月16日]

 春といえば桜というように日本人はとにかく桜が好きだ。開花の便りを聞くと、足が勝手に動き、桜にまつわる歌をついつい口ずさんでしまう▼そもそも「さくら」は、「さ」は田の神、「くら」は神座を意味し、万葉人は秋の実りの兆しとして桜を眺めていたようだ。万葉集に収められた桜にまつわる歌は約40首。一方、梅は約120首にも上る。ただ、梅は一部の宮廷貴族たちに限って集中的に詠まれており、庶民にとっては梅よりも桜が身近な存在だったともいえる▼いにしえの時代から、身近な存在として愛されてきた桜。庶民にとって身近な存在こそが、長い間、愛される秘けつであることを教えてくれている▼今年は宇陀市などで改選があるが、どちらかといえば来年の統一地方選、参院選に向けた動きが注目の的。一方、県議会では来春の改選に向け議員定数等検討委員会が開かれ、定数削減すべきか否かで論議が過熱する。来年に向けて、大きなうねりが起きるのか注目される▼「三日見ぬ間の桜」ということわざがある。たった3日見ない間に、つぼみの桜は満開となり、満開になった途端に散ってしまうことから、物事がわずかな間にどんどん変化していくことを意味する▼春を迎え、まさに蠢動(しゅんどう)する政治家たち。彼らがめでているのは梅か桜か。われわれ有権者は「三日見ぬ間の桜」であって、身近な存在である桜をめでる。(高)

  • 教職40年 浅田芳正氏の教育奮闘記「教育は教えないこと!〜考える力を育てる〜」 好評のうちに連載終了 平成28年3月18日刊行
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