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[2018年05月25日]

 ただただ違和感でしかない―。6日に都内で行われたアメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦で、無防備な関西学院大の選手に、日本大の選手が背後からタックルし、全治3週間のけがをさせた問題。同選手は22日、都内で会見を開いた▼会見が開かれたのは日本記者クラブ。出席したのは同選手と代理人の弁護士のみ。なぜ会見がこの会場で、なぜこの2人だけで会見に臨まなければならなかったのか▼行ったプレーは許しがたいものの、若干20歳の同選手が、大勢の報道陣が集まり、世間からも注目が集まっている中、名前や顔を明かして堂々と挑んだ姿は賞賛に値する▼一方、渦中の前監督は騒動後初めて公の場に姿を見せたのは、19日の伊丹空港で行われた囲み会見。負傷した選手らに謝罪したが、どちらかと言えば退任発表がメインと取れる内容。23日にも会見を開いたが、それでは遅すぎる▼日本大の対応にも疑問が残る。「乖離(かいり)が起きていたことが問題の本質」とした回答書の内容もそう、会見を大学内で開いたり、一緒に会見に出席する大学関係者が誰一人いなかったこともそう、学生と向き合った大学関係者はいなかったのだろうか▼学生の周囲を取り巻く環境に違和感を覚えた22日の会見。そして何より、学生スポーツである以上、こうした問題がきっかけで「フットボールがあまり好きではなくなった」と思わせてはいけない。(佑)

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