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[2018年06月15日]

 2000年前の弥生時代に日本最大級の集落が田原本町の唐古・鍵にあったのではないか。大陸から当時の最先端の技術を受け入れ、高度なものづくりの村が出現、物流の拠点になっていたという▼唐古・鍵遺跡は甲子園球場10個分(約42万平方叩砲竜霏腓粉長蝓覆んごう)集落だった。約700年の長きにわたり栄えたこの集落は、肥沃(ひよく)な土地と豊富な水に恵まれ、自然とともにあったのに違いない▼これまでの発掘調査で膨大な出土品が見つかり、このほどリニューアルオープンした唐古・鍵考古学ミュージアムでそれらの一部を展示。今年8月にはそのうち1921点が重要文化財として一括指定される予定だ▼弊社主管の新生奈良研究会視察研修会で13日、この唐古・鍵遺跡史跡公園やすぐ側に開設された道の駅「レスティ唐古・鍵」と近くの同町伊予戸にある300年の伝統を持つマルト醤油(しょうゆ)醸造所などを訪れた▼まさに視野が広がり山々をはるかに見渡せる「大和国中(やまとくんなか)」だ。大和平野の中央に位置する田原本町。県人口の一人一人が同じ重さを持つと仮定し全体として平衡を保つことができる地点(人口重心)が田原本町付近という▼この県の人口重心を考える時、奈良市など北和地域に県の中枢機能や各種施設などが集中しているのはいかがなものか。県の均等ある発展からも「大和国中」を見直す時がきているのではないか。(純)

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