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[2018年06月29日]

 「刃物を持った男が近くを逃げているので下校を見合わせてほしい―」。26日午後2時10分ごろ、富山中央署から富山市立奥田小学校に知らせが入った▼富山市の交番で21歳の元自衛官の男が警察官を刃物で襲い、拳銃を強奪。近くの小学校の正門付近で、警備員の男性に発砲。警察官と警備員の2人が死亡した今回の事件。白昼堂々の犯行に、多くの人が衝撃を受けたに違いない▼警察庁は今回の事件を受け、警察官が装着している拳銃が奪われるのを防ぐための装備を新たに導入する方針を決めた。当初は2020年度をめどに導入する計画だったが、今回の事件を重要視したためだ▼再発防止のため、奪われないための有効な装備品の前倒し配備ももちろん大切なこと。しかし、それと同様に「通報態勢」も考え直さなければならいのではと感じる▼富山中央署から連絡を受けた際、男が拳銃を持ったまま逃走していることを学校側は知らされていなかった。そのため、男性教職員がさすまたを持ち警戒にあたるとともに、教室にいた児童全員を前庭を避けて体育館に避難させ、教職員で出入り口を警備▼もし拳銃所持の可能性だけでも学校に伝わっていれば、児童の避難方法や教職員の対応も変わってきたはず。恐らく当時は警察内でも情報が錯綜(さくそう)していたのかもしれないが、せめて拳銃所持の可能性だけでも伝えられなかったのか、少し疑問が残る。(佑)

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