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[2018年10月12日]

 離れてみて、初めて気付いた地元の良さ―。就職や進学など、地元を離れる理由は人それぞれ。かく言う私も、地元を離れたうちの一人。住めば都ではないが、今は今で満足していない訳ではないが、地元の地名や風景、名産物を聞いたり見たり食べたりすると、うれしく感じる。これが「地元愛」「郷土愛」なのだろう▼今号で取り上げた「ふるさと納税」は、こうした「地元愛」「郷土愛」をくすぐるような政策だなと当初は感じていた▼ふるさと納税のサイトなどを見ると、自治体別で調べることができるところもあるが、中には肉やお酒など特産品を先に見せたり、寄付金を強調しているところもある。商品や値段が先行しているサイトを見ていると、通販サイトを見ているのと何ら変わりがないなと感じてしまう▼もちろん、「寄付」という好意の上で成り立つ形である以上、地元だけを応援しなければならないというルールもなく、最後は個人の判断に委ねられるので、特産品に釣られて寄付するのも悪いことではない▼その特産品に力を入れることも、例えば地方へ目を向けてもらえるチャンスでもあるため、生かすのも一つの手ではある。特産品を機に商品や地名を覚えてもらえば、観光など次に生かす種まきにもなる▼まだまだ議論の余地がある「ふるさと納税」。おもしろい政策だからこそ、議論を重ねながら更にいい方向に進んでほしい。(佑)

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