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手話で人と人つなぐ - 手話通訳士  楠本和子さん

2015年05月22日

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くすもと・かずこ 広陵町在住。手話通訳士。広陵町の手話通訳養成講座で週2回講師を務める

 広陵町で手話通訳士として活動しながら、後継者育成にも取り組んでいる。「あくまでも主体は聴覚障害者の方。通訳が前に出てはいけない」。取材をするにあたり、その心構えを強調した。
 手話通訳は、手話で健常者と聴覚障害者とのコミュニケーションを援助する。養成期間は4〜5年を要し、専門的な知識と技術が要求される仕事だ。
 20年前の阪神淡路大震災がきっかけだった。耳の聞こえない人が被災して苦労されている。そんな友人の言葉に奮い立った。
 しかし、手話通訳の仕事は見るとやるとでは大違い。現場では声に手が反応しないなど、失敗ばかりで悩んだとも。「落ち込めばまた上がることもある」。見かねた先輩のかけた言葉は今も心の礎になっている。
 「満足に通訳ができたと思ったことは一度もない」と言い切る。「しんどいことが多いが聴覚障害者の方からの『ありがとう』があるから続けられる」と笑った。(藤田茂)

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